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伝統土佐打刃物 | 土佐刃物流通センター

土佐打刃物いろいろ

鍬とは?

田や畑を耕すほか、除草や植林などに使用する道具です。
「唐鍬」「平鍬」「又鍬」などがあります。

沿革

鍬を造ったとされる記述は古く、
岡ノ内百尾の三社大明神にある寛文7年(1667年)の棟札に
「鍛冶百尾久介但地普請鍬皮是作也」と記されています。
また、野中兼山が行った「新田開発」などでも鍬が多く使用されたと思われます。


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土佐打刃物で製作している主な鍬

鍬は、土質や用途によって数えきれない種類があります。
土佐打刃物でも、地元高知はもとより、日本全国から注文をいただいておりますが
地方によって、角度、刃の大きさ、厚み、そして柄の長さまでさまざまです。
細やかな要望にお応えできるのは、土佐打刃物が自由鍛造であるからです。






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■平鍬 ■唐鍬 ■タケノコ掘り鍬 ■十字鍬
畑を耕す、整地、除草の土寄せ、野菜の堀り取り、あぜ削り、水田のあぜ塗りなどの用途に使用します。 土の掘り起こしや穴掘りなどに使用します。 固めの土、未開墾地をたがやしたり根起こし作業などに使用します。 鍬に、つるはしが付き、
石の多い土地で活躍します。
0 0 0 0 土佐鍬には五本子もあります。

表面をならしたり、草を集めたりすることに使用します。
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■土佐鍬(三本子 さんぼんし) ■土佐鍬(四本子)
田畑の耕し、土を砕く、掘り起こす時に使います。 小石のある土地に適しています。 田畑の耕し、土を砕く、掘り起こす、ならし作業、また草を集めたりする際なd幅広い用途で使います。 三本子と五本子の兼用と言えます。刃が分かれているため、土離れが良く 粘りの多い土質の耕しに合っています。

土佐打刃物 鍬の種類を知りたい方は

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鍬の製造工程

材料づくり 材料づくり
材料づくり
材料づくり

火床に鉄を入れ、取り出して鉄を叩き、凹みをつけていきます。
その作業を繰り返すと、柄を入れるための穴があきます。これを「ひつ抜き・ひつ造り」と言い、
土佐打刃物でしかできない技と言われています。土佐打刃物が丈夫である秘密でもあります。

材料づくり
材料づくり 火床(ほくぼ=鉄を熱する炉)で熱した鉄と鋼を叩いて合わせます。
鋼(はがね)は硬度の非常に高い物質のため、鋭い刃を作ることができますが
硬いと逆に「もろい」という性質も持っているため、
鋼(はがね)だけで鉈をつくると折れてしまいます。
そのもろさを、しなやかさを持つ鉄で補います。
硬い鋼をしなやかな鉄ではさみこむことで鋼が折れてしまうのを防ぎます。 
材料づくり
材料づくり 鍛接で作った材料を火床で加熱します。
熱せられ全体が均一に赤くなった材料を火床から取り出して釜から取り出し
手早く大型で高速回転の機械ハンマーで叩きながら形を造っていきます。
叩くバランスや角度など、かなりの熟練を要する作業です。
だいたいの鉈の形、刃を作ります

材料づくり
材料づくり グラインダーで均整のとれた鍬の形に整えます。
材料づくり
材料づくり

<焼入れ>
釜で加熱します。温度は鍛造工程よりも高い温度で加熱します。
加熱ムラが生じないように刃物を動かします。
様子をみて刃物を釜から取り出し、すばやく水槽に沈めます。
「ジュッ!」というもの音とともに鍬は一気冷やされます。
鍬を硬くするための工程です。

材料づくり
材料づくり 鍬を鎚で叩いてゆがみをとります。
材料づくり
材料づくり 柄をつけて完成です。

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